トラックシートを購入するときのシートサイズの目安を解説

トラックシートを選ぶときは、トラックの荷台と積み荷の大きさを考えることが大切です。ここでは、荷台および積み荷に合うトラックシートのサイズについて解説しているので、参考にされることをおすすめします。
トラックシートは、トラックの荷台にかけるカバーでゴムバンドなどを使いトラックとしっかり固定して荷物の落下や雨などを防止する目的で使用するアイテムです。トラックの大きさから適合サイズを選ぶことができますし、シート素材も選択できます。ここでは、トラックシートのサイズおよび選び方について解説しているので、最適なものを見つけたい人など参考にされると良いでしょう。

トラックシートの効果は適切なサイズで得られるもの

トラックシート

トラックシートの役割は、目隠し・雨に濡れるのを防止する・埃などがかからないようにする・落下防止などがあります。トラックの中でも平ボディと呼ぶ、荷台がある車両に使用するカバーですが、積み荷の量や大きさなどに応じて適したサイズのトラックシートを選ぶことが、役割を果たす効果に繋げることができます。トラックには軽トラをはじめ、小型・中型・大型などの種類があるので、それぞれの車両の大きさに適したトラックシートが用意されています。

軽トラ用のトラックシートを小型トラックに使えるのか、このような疑問を抱く人もいるかと思われますが、それぞれのトラックの大きさに適したトラックシートのサイズが用意されているわけですから小型トラック用のシートを軽トラに使うことはできたとしても逆は無理です。特に走行中は風などの影響を受けることになるので、ゴムバンドを使ってしっかり固定をしておかないと走行途中にトラックシートが外れてしまう、風で飛ばされて後方を走る車両のフロントガラスに被ってしまうなど、このようなトラブルを防止するためにも適切なサイズを選択する、利用するときにはトラックシーをしっかり固定して飛ばされないようにするなどが重要です。

トラックシートの選び方のポイント

トラックシート

トラックシートの選び方のポイントは、最初に使用するトラックのサイズから商品を絞り込みシート素材やデザインカラーを選択する流れで行うことです。トラックシートには適合サイズがあるのですが、これは1号~6号までの標準サイズで、数字が大きくなるほどシートサイズも大きくなるのが特徴です。そのため、利用しているトラックのサイズでトラックシートの適合サイズを絞り込みが可能です。

軽トラの荷台は幅1.41m×奥行1.94mで、この大きさに合うトラックシートは1号もしくは2号のいずれかです。ちなみに、1号と2号は幅と奥行きのサイズが異なり、1号のサイズは幅1.8m~1.9mで奥行2.1m~2.2m程度、2号は幅2.1mで奥行2.7m程度です。ただし、同じ号数でもメーカーによりサイズが異なるので購入するときには注意しましょう。

基本的に、1号のトラックシートは軽トラの平張り用で荷物の量が少ないときに適していて、2号は軽トラの高積み用で多くの荷物を積み込むときに適したサイズになるので、荷物の量で1号もしくは2号が決まるわけです。なお、ピッタリなサイズがないときにはトラックシートの専門店を使えばオーダーメイドも可能です。

小型や大型用のトラックシートのサイズについて

トラックシート

小型トラックは1トンや2トンなどの積載量で、荷台サイズは1トンロング~1.5トントラックが幅1.6m×奥行3.1m、1.5tロング~2tトラックが幅3.12m×奥行1.615mです。この荷台サイズに適合するトラックシートは3号もしくは4号のいずれかになるのですが、3号は小型トラックの荷物の量が少なく平積み用、4号タイプは荷物が多くて高積みするときに適しています。

大型トラックは2トンから4トン、トラックシートの適合サイズは5号もしくは6号で、5号は荷量が少ない平積み用、6号は荷量が多い高積み用です。なお、トラックの中には10トンなどの大型車両もあるわけですが、10トンサイズになるとトラックシートの標準サイズでは範囲を超えてしまうので規格外品を利用する必要が出て来ます。10トントラックの平張り用は、幅3.5m~4.6m×奥行10.0m~11.0m程度で他にも自動開閉シート付10tトラック用のトラックシートも販売していて荷物に直掛けする形で使用可能です。規格品は1~6号までの6種類になるけれども、積み荷の量や大きさなどで適合しない場合には安全性を第一に考えてそれに適したトラックシートをオーダーメイドするケースも少なくありません。

4トンクラスのトラックシートを購入したいケース

トラックシート

4トンクラスの荷台内寸は、幅2,160mm×長さ5,300mm×高さ700mm(アオリ)です。アオリは、トラックの荷台にある荷下ろしの際に荷台横と後部を開くことができるようになっているのですが、この部分の名称です。アオリは、通常荷台の後方と左右の3枚構成ですが、大型車両などは左右が2枚や3枚などになっているケースもあります。外寸はアオリを加えた寸法になるので高さは変わりないのですが、幅は約2,250mで長さは約5,350mmです。アオリの高さでフラットの状態(平張り)でトラックシートを掛けたとき、左右および後方3方向で40cm下げるタイプを購入したいとき、シートサイズは幅3,050mm×長さ5,750mmになります。

4トンクラスのトラックは中型車で、トラックシート通販サイトなどを利用して商品を購入する場合は中型車シートを選択してからシートサイズ幅3.050mmに合う幅3.1m選択、長さ5,750mmに合う5.8mを選択する、このような流れで商品を選べば平積みに適したトラックシートを買うことができます。なお、トラックシートは荷台の荷物の量でサイズが変わるので高積みすることもある場合は、高積みでサイズを選んでおくと便利です。

ペケットが付いているトラックシートならバタつき防止に役立つ

トラックシート

トラックシートにはペケットが付いているタイプと付いてないタイプがありますが、ペケットはトラックシートに縫い付けた三角形のゴム通しで、ここにゴムロープを取り付けてトラックシートのバタつきを防止すると同時にシートを固定することが可能です。高積み用のトラックシートを使っていて、荷量が少なく平積みになったときなど、そのままでは走行中にシートのバタつきが生じるのでゴムロープでしっかり固定しなければなりません。そのため、荷量が変化することが多い場合などではペケット付きのトラックシートを選択するのがおすすめです。

鳥居があるトラックなどの場合は、鳥居部分も覆い被せるトラックシートを選んでおけばここから雨が内部に侵入するのを予防できます。この場合、鳥居を覆う長さをどのくらい必要にするのか、これによりトラックシートの長さが変わります。また、覆い被せる長さは様で、どのくらい被せるのが良いのかイメージをしながら鳥居を被せる部分の長さを計測して必要なトラックシートの長さを求めます。規格サイズでは長さが足りないなどの場合も、トラックシートのオーダーメイドが可能なお店なら適した長さおよび幅の商品を作って貰えます。

まとめ

トラックシート

トラックシートのサイズについて解説してきましたが、トラックシートには標準サイズと呼ぶものがある、1号から6号まであり数字が大きくなるとシートも大きくなるなどの特徴があることが分かったのではないでしょうか。1号や2号は軽トラ用のトラックシートですが、積み込む荷物の量や平積みや高積みなどによってもサイズが変わるので、どのような用途で活用するのか明確にしてから適切なトラックシートを選びましょう。また、規格に適合しないサイズのトラックシートはオーダーメイドも可能です。